原文 763 文字

皆さんご存じのように、日本語には、ひらがな、カタカナ、漢字の3  → 種類 文字があります。最近、これらによる表記は複雑なため、表記をひらがなだけにした方がよいと主張する人もいます。私は、そう思いません。3  → 種類 文字があればこそ、日本語  → に 日本語の性質  → が 現れることができる  → 現れる と思います。確かに、3種の文字の共存している日本語を、日本語が母語ではない人が 学ぶ上で  → 学ぶ際には 負担が 大きい  → 大きいです 。しかし、表記をひらがなだけにすれば、ほんとうに日本人の気持ちが 理解できるのか  → 理解できるのでしょうか 。3種 のも  → もの 文字による表記は、日本語が生まれた頃から持っている特有のものではなく、 長時期  → 長期間|長い時間 を経て、 繰り直して  → 作り直して きた結果なのです。昔のある時期、確かにひらがなだけによる表記の日本語が存在していました。漢字もカタカナもありませんでした。 でも  → しかし 、それはほんとうに いい  → よかった のか  → のでしょうか  → 。 よければ、今の3種類の文字による表記の日本語に ならない  → ならなかった だろう  → でしょう 。今の日本語は、日本の文化を 載って  → 載せて|担って いて、 自分  → 自ら の特色に なりました  → しました 。カタカナでも漢字でも、単に意味を表すだけではなく、いろいろな感情性を持っているのです。例えば、「先生」、「きょうし」、「 ティッチャ  → ティーチャー 」意味がだいたい同じ ですが、しかし  → ですが|しかし ニュアンスもあります  → ニュアンスの違いもあります 。「先生」は相手に敬意を含んで、「きょうし」は普通授業を 授ける  → する|行う 人の呼び方で、「 ティッチャ  → ティーチャー 」は外国からの教師  → を 呼ぶ とくに  → ときに 使われる単語です。いくつの平仮名  → が 一つの単語を表すか、 分けにくい  → 分かりにくい と思います。もう一つの理由は、多くの漢字は、見ればすぐ意味がだいたいわかります。つまり、 漢字の文字  → 漢字 による表記は、文章が読みやすくなります。カタカナ  → には  → 機能 。一つは、文章や単語などのもともとの 呼び方  → 読み方 が表せます。もう一つは、地名や外来語を表記する場合が多いそうです。ですから、私は 3種類の文字による表記の日本語  → 3種類の文字によって表記される日本語 ø  → の ほうがいいと思います。

学習者情報

学習者 ID
120
性別
国籍
中国
母語
中国語

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