今回、株式会社みかんぐみという一級建築事務所を紹介していただきました。事務所は加茂紀和子、曽我部昌史、竹内昌義、マニュエル・タルディッツの4人の建築家が中心となっているそうです。そのうち3人が東工大出身で、私たちの同窓生です。まず「みかんぐみ」っていう名前の由来を聞かせてもらいました。西村、メンバーの1人は、娘が保育園のクラスに上がたときに、そのクラスの名前は「みかんぐみ」だから、それを事務所の名字にしたそうです。話によると、事務所をスタートしたきっかけは、同時5人がNHK長野放送会館のコンペティシュン出展のために、一時的に集まったが、結果、最優秀賞を受賞したことそうです。みかんぐみの結成は1995で、ちょうどバブル崩壊後の不景気の最中でだから、大変は言うまでもないです。お金もすぐ入ってこなかったそうです。それでも、みんなが力を合わせて、なんとか乗り越えました。みかんぐみは一つの特徴があります。それは住宅に作家性が表れることを避けようという考えからだそうです。全員が施主の話を聞き、設計者というよりインタビュアの見方から問題をピックアップするということです。最後に、みかんぐみの全員が学校の先生も務めているということは分りました。それはどういう意味があるかというと、伝統的な建築教育が限界に達している現在では、実務に携わっている建築家が教育をすることによって、大学の建築教育は大きく変わり、新しい取り組みが進むことはできるということだそうです。以上、「みかんぐみ」という文書のまめととなります。
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