理解できないこと 私が日本へ来てから、三カ月がたち、日本の生活にもなれてきた。しかし、どうして日本では女性が日焼けを避けているか、あるいはギャルのように過剰な日焼けをするかは、まだよく理解できない。白い肌が平安時代から公家の間ではやった理想だったのをどこかで読んだことがある。最近でも、肌を白くするクリームなどの宣伝はしばしば見かける。さらに調べたところ、日本の「美肌」は20世紀を初め、「美白」と呼ばれるようになったそうである。ことわざにも、「色白は七難隠す」というものがあるぐらい、日本の文化に深くつないでいるようではなかろうか。その一方、黒い肌を望んでいる女性達もいて、こうして日本では肌の理想な色に対して二つの真っ逆な意見が存在するということである。京都の光景を集めた写真集の中で綺麗な日傘を持って着物を着ている女性も記憶の中に残っている。さらに、東京の街に歩いて日傘と帽子を並びに手袋をしている女性を見かけないであろうか。こうして私が受けた印象は、美肌を守るために、日本ではそういった習慣があるということである。しかし、ヨーロッパと比べれば、なんとなく日本ではそういう格好をしている女性が多いように思う。いくらガンを防ぎたいという気持ちを持っていても、全然日に当たらないようにするのはビタミンDの摂取不足になるので、逆に体に悪いと、私は思っている。白い肌が美肌という概念の真っ反対側も日本に存在し、他の国と比べてさらに極めて理解しにくい女性がいる。それは、わざわざ体に過剰な日焼けをさせるギャルという女性である。クリームだけで顔を黒くするのは多分、あまり健康に及ばないであろうが、日焼けマシーンを使っているときは、赤外線の影響が普通の日焼けより強くて肌の健康に及ぶのであろう。
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